Java 入門レベル1 ファイル操作
Javaでファイルを操作するためには、java.ioパッケージを使用します。 今回は、ファイルの作成、書き込み、読み込み、削除などの基本的な操作を解説します。
ファイルの作成
ファイルを作成するにはFileクラスを使用します。
以下のコードでは、"E:\Test"に"example.txt"という新しいファイルを作成します。
createNewFile()メソッドは、新しいファイルを作成し、その結果を真偽値で返します。
ファイルがすでに存在する場合は、新しいファイルは作成されません。
import java.io.File;
import java.io.IOException;
public class FileSample1 {
public static void main(String[] args) {
try {
File file = new File("E:\\Test\\example.txt");
if (file.createNewFile()) {
System.out.println("ファイルが作成されました。");
} else {
System.out.println("ファイルは既に存在します。");
}
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}処理結果は次の通りです。
ファイルが作成されました。
ファイルへの書き込み
FileWriter、BufferedWriterを使用して、テキストファイルにデータを書き込みます。
下記のコードでは、"E:\Test\example.txt"ファイルを開き、文字列をファイルに書き込んでいます。
write()メソッドは、文字列を挿入するために使用されます。
import java.io.BufferedWriter;
import java.io.File;
import java.io.FileWriter;
import java.io.IOException;
public class FileSample2 {
public static void main(String[] args) {
try {
File file = new File("E:\\Test\\example.txt");
FileWriter writer = new FileWriter(file);
BufferedWriter bufferedWriter = new BufferedWriter(writer);
bufferedWriter.write("ポンコツ２人組の気ままにプログラム");
bufferedWriter.newLine();
bufferedWriter.write("Javaファイル操作の例です。");
bufferedWriter.close();
System.out.println("ファイルに書き込みました。");
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}処理結果は次の通りです。
ファイルに書き込みました。
ファイルの読み取り
FileReader、BufferedReaderを使用して、テキストファイルの内容を読みます。
下記のコードでは、"E:\Test\example.txt"ファイルを開き、内容を一行ずつ読み込んで表示しています。
import java.io.BufferedReader;
import java.io.File;
import java.io.FileReader;
import java.io.IOException;
public class FileSample3 {
public static void main(String[] args) {
try {
File file = new File("E:\\Test\\example.txt");
BufferedReader reader = new BufferedReader(new FileReader(file));
String line;
while ((line = reader.readLine()) != null) {
System.out.println(line);
}
reader.close();
} catch (IOException e) {
e.printStackTrace();
}
}
}処理結果は次の通りです。
ポンコツ２人組の気ままにプログラム
Javaファイル操作の例です。
ファイルの削除
delete()メソッドを使用して、ファイルを削除できます。
delete()メソッドは、ファイルの削除が成功した場合にtrueを返します。
import java.io.File;
public class FileSample4 {
public static void main(String[] args) {
File file = new File("E:\\Test\\example.txt");
if (file.delete()) {
System.out.println("ファイルを削除しました。");
} else {
System.out.println("ファイルの削除に失敗しました。");
}
}
}処理結果は次の通りです。
ファイルを削除しました。
ここまでJavaのファイル操作についての基本的な構文と使用方法について解説してきましたが理解できましたか？
まだ自信がないという人は、まずはファイルを作成するところから書いてみてください。 ファイルの作成、書き込み、読み込み、削除の基本的な操作を理解するための出発点になると良いですね！