Android Studio
「Android Studio」はGoogleが提供しているAndroid向けアプリケーション開発用の統合開発環境です。 もともとEclipseのプラグイン(Android Development Tools)として開発環境が提供されていましたが、 現在ではサポート終了しており、Android開発環境はAndroid Studioに完全移行されました。 以下では、「Android Studio」の主な機能と使い方についてわかりやすく解説します。
システム要件(Windows)
要件 | 最小要件 | 推奨 |
---|---|---|
OS | 64 ビット Microsoft Windows 8 | 最新の 64 ビット版 Windows |
RAM | 8 GB | 16 GB 以上 |
CPU | x86_64 CPU アーキテクチャ、第 2 世代の Intel Core 以降、または Windows Hypervisor Framework をサポートする AMD CPU | 最新の Intel Core プロセッサ |
ディスク空き容量 | 8 GB(IDE、Android SDK、Android Emulator) | 16 GB以上のSSD |
画面解像度 | 1,280 x 800 | 1,920 x 1,080 |
「Android Studio」のインストール
Step1.ダウンロード
「Android Studio」のサイトを開きます。「Download Android Studio」ボタンをクリックすると利用規約が表示されます。
「I have read and agree with the above terms and conditions」(上記の利用規約を読み、同意します)にチェックをつけるとダウンロードボタンが有効になるのでクリックします。
これでダウンロードが始まりますのでお待ちください。(Step2へ)
Step2.インストール.1
Step1でダウンロードしたファイルを実行するとインストーラーが起動します。「next」ボタンをクリックして次へ進みます。(Step3へ)
Step3.インストール.2
「Android Virtusal Device (エミュレータ)」のみ選択する・しないを選べますが、
ここではデフォルト(チェックしている状態)のまま「next」ボタンをクリックします。(Step4へ)
Step4.インストール.3
インストール先を選択します。ここでは「F:\AndroidStudio」を選択していますが、自分の環境にあわせて選択してください。
よく分からない場合はデフォルトのままでOKです。インストール先を選択したら「next」ボタンをクリックします。(Step5へ)
Step5.インストール.4
インストール確認画面が表示されます。「Install」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。(Step6へ)
Step6.インストール.5
インストール結果画面が表示されます。「next」ボタンをクリックして次へ進みます。(Step7へ)
Step7.インストール.6
インストール完了画面が表示されます。デフォルトで「Start Android Studio」にチェックがついているので、
この状態のまま「Finish」ボタンをクリックすると「Android Studio」が起動します。(Step8へ)
Step8.設定のインポート
「Android Studio」の設定をインポートするか確認する画面が表示されます。
今回は「Android Studio」を初めて利用するのでインポートする設定ファイルはありません。
「Do not import setting」を選択して「OK」ボタンをクリックします。(Step9へ)
Step9.使用状況データの送信許可
「Android Studio」を改善するために「Android Studio」とその関連ツールの使用状況データを
匿名でGoogleに送信しますか?という趣旨の説明が表示されます。
ここでは「Don't send」をクリックします。(Step10へ)
Step10.起動
「Android Studio」が起動し、Welcome画面が表示されます。「Next」をクリックします。(Step11へ)
Step11.タイプの選択
設定やオプションをカスタムするか選択できます。「Custom」を選択するとプロジェクトをビルドするときに
Gradleで使用するJava開発キットの選択などができますが、初心者には敷居が高いので、
ここでは標準的な「Standard」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。(Step12へ)
Step12.テーマの選択
「Android Studio」のカラーを選択します。ダーク系の落ち着いた色か、昔ながらの標準的な白系の色が選択できます。
ここではダーク系のテーマを選択して「Next」ボタンをクリックします。(Step13へ)
Step13.設定の確認
設定の確認画面が表示されます。特に問題なければ「Next」ボタンをクリックします。(Step14へ)
Step14.ライセンス
ライセンスの確認画面が表示されます。左側のツリー表示されているところにある
「android-sdk-license」「android-sdk-preview-license」「intel-andoroid-extra-license」それぞれを
クリックして、右下の方にある「Accept(同意する)」をそれぞれ選択すると「Finish」ボタンがクリックできるようになります。
「Finish」ボタンをクリックするとコンポーネントのダウンロードが開始されます。(Step15へ)
Step15.完了
コンポーネントのダウンロード完了の画面が表示されます。
「Finish」ボタンをクリックすると「Android Studio」が自動的に起動されます。(Step16へ)
Step16.確認
「Android Studio」が起動されればOKです。これで「Android Studio」のインストール作業はすべて完了です。
次回予告!
「Android Studio」との闘いはまだ終わっていなかった!
次回【「Android Studio」を日本語化する!】
お楽しみに!
「Android Studio」の特徴
統合開発環境(IDE)
Android Studioは、開発者がAndroidアプリケーションの設計、開発、テスト、デバッグ、プロファイリング、パッケージング、展開などを行うための包括的なツールセットを提供します。
プロジェクトの管理
Android Studioは、プロジェクトの作成、ビルド設定、依存関係の管理、バージョン管理(Gitなど)などをサポートします。プロジェクト構造やファイルの管理が容易であり、効率的な作業が可能です。
レイアウトエディタ
Android Studioには、ビジュアルなインターフェースでAndroidアプリケーションのレイアウトを作成できるレイアウトエディタが組み込まれています。ドラッグアンドドロップ操作やプロパティの編集により、ユーザーインターフェースを直感的に作成できます。
エミュレータとデバッグ
Android Studioは、Androidエミュレータを提供し、仮想デバイス上でアプリケーションをテストすることができます。また、実際のAndroidデバイスとの接続をサポートし、リアルタイムでデバッグ情報を表示することも可能です。
コードエディタ
Android Studioには、AndroidアプリケーションのJava、Kotlin、C++などのソースコードを編集するための高機能なコードエディタが備わっています。コードの補完、リファクタリング、デバッグ支援などの機能を提供し、効率的な開発作業をサポートします。
パフォーマンスプロファイラ
Android Studioには、アプリケーションのパフォーマンス解析を行うためのプロファイリングツールが組み込まれています。アプリケーションのCPU使用率、メモリ使用量、ネットワークトラフィックなどの情報を可視化し、ボトルネックの特定や最適化のためのデータを提供します。