Kotlinのプロジェクトに挑戦!

今回はAndroidアプリケーションに挑戦してみます。はじめてなので何をどうすれば良いのか分からないまま ポンコツ2人組が挑戦します。現時点で最新だった「Android Studio Flamingo 2022.2.1 Patch 2」を使用しています。

※この記事は2023/06/16時点の情報です。

Step1. 新規プロジェクト
メニューの「ファイル(F)」→「新規(N)」→「新規プロジェクト」をクリックして表示される画面でプロジェクトのテンプレートを選択します。 今回は「Empty Activity」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

kotlinの新規プロジェクト

Step2. プロジェクト設定
プロジェクトの名前や保存場所などを設定します。今回はプロジェクト名「JetpackComposeSample」、パッケージ名「com.sample.jpcs」、 保存場所「F:\AndroidStudioProjects\JetpackComposeSample」、最小SDK「API 30:Android 11.0(R)」にしています。 設定したら「完了」ボタンをクリックします。

kotlinプロジェクトの設定

Step3. プロジェクトの準備
プロジェクトに必要なファイルなどがダウンロード、インポートされるので、のんびり待ちましょう。準備が完了すると左側に自動作成されたファイルがツリー表示されます。 今回選択した「Empty Activity」テンプレートに関しては、Step2の時に言語を選ぶことができませんでしたが、どうやらデフォルトで「Kotlin」になっているようです。 また、以前のバージョンと違い、レイアウト用のXML(activity_main.xml)は存在せず、最近注目を浴びている「Jetpack Compose」がデフォルトで採用されているようです。 「Jetpack Compose」については「公式サイト」を参照してください。

kotlinプロジェクトの準備

Step4. とりあえず実行
プロジェクトの準備が完了すると、何もしなくても実行することができます。どんな感じか確認するためにとりあえず実行してみましょう。 エミュレータが起動し、「Hello Android!」と書かれている画面が表示されれば成功です。

とりあえずKotlinプロジェクトを実行する

起動できない場合
「Waiting for target device to come online」というメッセージが表示されたまま、一向に起動する気配がない場合はエミュレータで実行しているAndroidを終了し、 右端の「Device Manager」を開き、実行できなかった仮想デバイスの一番右側のアイコン「…」をクリックして表示されるメニューの中の「Wipe Data」をクリックします。 すると英語で「本当にAVDからユーザーファイルを消去しますか?」と聞かれるので「Yes」をクリックし、ユーザーファイルを削除します。 この後、再度実行してみてエミュレータ上で画面が表示されればOKです。

エミュレータで起動できなかった場合

@Composableアノテーション
自動作成された「MainActivity.kt」のソースを見ると、処理が始まるonCreateではsetContentでSample関数が処理されているだけで非常にシンプルです。 Sample関数には@Composableアノテーションが付与されており、このコンポーズ可能な関数を呼び出して、使用したい要素を定義します。 以前のXMLを用いてのUI開発とは全く異なっており、直感的・簡潔にKotlinの良さを活かしながらUI開発できるのが「Jetpack Compose」の最大の特徴です。

@Previewアノテーション
「MainActivity.kt」のソースの下の方をを見ると@Previewアノテーションが記述されている箇所があります。 「Split」タブを開くとこのソースの部分がプレビュー表示されるので、アプリをデバイスやエミュレータにデプロイする必要がなく、すばやく画面を確認できて便利です。

@Previewアノテーションは便利

数日後、ポンコツ男子が作成したAndroidアプリケーションのレイアウトを公開しています! 興味のある人はのぞいてみて下さい。【Androidアプリのレイアウト作成に挑戦】

今回は「Android Studio」でKotlinのプロジェクトを作成し、実際に動かしてみました。 ソースもシンプルなので初心者の人でも最初の一歩を踏み出しやすいのではないかと思いますが、 「これならやれそうだ」という印象を持てましたか?

はじめてのKotlinプロジェクトは理解できましたか?

あまり理解できなかった人は試しに「Button(ボタン)」や「Text(テキスト)」などの基本的な部品をひとつずつ追加してみながら 感覚を掴んでみてください。少しずつでも自分が作成したプログラムが動くようになっていくのは大きな自信につながっていきます。頑張っていきましょう!

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