Java 入門レベル1 ループ処理:for文

Javaのfor文は、繰り返し処理を行うための制御構造の一つです。for文は、指定された条件に基づいてブロック内の処理を繰り返し実行します。 一般的なfor文の構文は以下の通りです。

※この記事は2023/06/11時点の情報です。

for (初期化式; 条件式; 更新式) {
    // 実行する処理
}

この構文について詳しく見ていきましょう。

初期化式:
ループ変数の初期化を行います。一般的には、ループ変数を宣言し、初期値を代入します。この式はループの最初に一度だけ実行されます。

条件式:
ループの継続条件を評価します。この条件式が true の場合、ループのブロック内の処理が実行されます。条件式が false の場合、ループを終了します。

更新式:
ループ変数の更新を行います。ループのブロック内の処理が実行された後、この式が評価され、ループ変数が更新されます。その後、条件式が再評価されます。

ブロック内の処理:
for文のブロック内には、実行する処理を記述します。この処理は、条件式が true の場合に繰り返し実行されます。

次の例は「変数i」の値が1回処理するごとにプラス1されていき、値が5より小さい時は処理を繰り返します。 つまり「変数i」の値が0から始まり→1→2→3→4まではループされ、値がコンソールに出力されます。

for (int i = 0; i < 5; i++) {
    System.out.println("iの値: " + i);
}

処理結果は次の通りです。

iの値: 0
iの値: 1
iの値: 2
iの値: 3
iの値: 4

応用としては、配列に格納された値を取り出す際に使用することが多いです。 以下の例では3件のデータがセットされた配列を件数分ループして配列のデータをコンソールに出力しています。

//配列
ArrayList list = new ArrayList();
//配列に値をセット(合計3件)
list.add("TEST-A");
list.add("TEST-B");
list.add("TEST-C");
//配列の件数分ループ
for (int i = 0; i < list.size(); i++) {
	//配列の値をコンソールに出力
    System.out.println("配列の値:" + list.get(i));
}

処理結果は次の通りです。

配列の値:TEST-A
配列の値:TEST-B
配列の値:TEST-C

ここまでJavaのfor文の基本的な構文と使用方法について解説してきましたが理解できましたか?

Javaのfor文を覚えられましたか?

まだ自信がないという人は自分なりにいろいろ試してみるのが良いかと思います。

管理人情報